Apr 21, 2006

変態村

Posted by kettle at 01:18 AM / Category: Cinema / Comments(0): Post : View

hentaimura.jpg今日何を思ったか『変態村』を観に行った。正直、この邦題のインパクトだけで選んだようなものだけど、期待に違わず怖い映画だった。
ハンサムな流れの歌手マイクはクリスマスのライブツアーの途中、車の故障で人里離れたペンションに世話になることに。ペンションの主バルテルはマイクを強引に引き止め、蒸発した妻グロリアと混同していく。マイクを殴り妻の服を着せ、監禁して歪んだ愛の生活が始まった。

血だらけのマイクが屈辱に身を震わせながら号泣する様子は重い。決して貧弱でもなく、少年という年齢でもない大の男が受ける屈辱は計り知れない。
セクシーなマイクは男女どちらにも性的アピールがあるが、どう見ても”男”なのに…。女のいない村で家畜とセックスするほどバランスが壊れつつあったところに、マイクの登場でその均衡が崩れてしまった。相手が男だとわかっていても妄想は止まらない。ずっと持って行き場のないモヤモヤを感じながら観てしまうのでストレスが溜まるね。★★★☆☆

原題”Calvire”は「受難」や「キリストの磔」を意味する。監禁生活から逃げたマイクを捕らえたバルテルはキリストのようにマイクを十字に磔にし、手首に釘を打つ…!イタッ!

「こんなに愛しても、まだ足りない」ような狂信的な愛って決して双方向ではないのが怖い…。
愛に飢えているのに相手から絶対にもらえない愛情を求めるのってどうなんだろ。