5/29から東京・銀座シネパトスで封切られる予定だった映画 『コンクリート』(中村拓監督)が、急きょ公開中止になることが27日、分かった。
私がこの事を知ったのは、「映画秘宝」JUL.2004号だった。記事によると、
巨大掲示板「2ちゃんねる」に集う一部の人間が反発し、上映中止を求めて誰でもFAXが送れるようにと嘆願書をサイトに貼り付けた。シネパトスには無言電話やFAXが相次ぎ、スタッフの恐怖心を煽ったため劇場サイドは上映中止を決定した。
秘宝は、善意の2ちゃんねる有志達のほとんどが、『コンクリート』を観ることなく上映中止運動を匿名のまま敢行したことにふれ、ファシズムとまで言っている。
←「映画秘宝」Vol.25より(松村克弥監督)
私は事件の詳しいことは知らなかった。
だけど『コンクリート』より前に綾瀬事件を映像化したものがあることは知っていた。
『女子高生コンクリート詰め殺人事件』(95年ビデオ安売り王)は、現在はもう遺族側の要請で回収されてほとんど流通していないらしいが、レンタルビデオ屋で手に取ったことがあるのだ。
事件を忠実に再現しているというパッケージを読んで、私はショックのあまりとても借りる気になれなかったことを覚えている。事件の異常な凄惨さを、このパッケージで初めて知ったのだ。
被害者が感じた恐怖や絶望を思うと、涙が止まらない。
『コンクリート』は、遺族への配慮やキャスティングに誠意のかけらも感じられない。
でも憎むべきは事件の犯人達であって、『コンクリート』ではないのでは…と改めて思ったりもする…。
■参考資料&リンク:
・「映画秘宝」 JUL.2004号
・「映画秘宝」 Vol.25
・前田有一氏の超映画批評
・2chねらーのメモ・コンクリ事件映画について